離婚にかかるお金の問題、財産分与の決着の仕方

離婚にはお金がかかります

オシドリ夫婦と言われていても、何か問題が起これば離婚の危機です。
そして離婚では、互いの意見を通そうとしてなかなか条件に決着がつかず、体力を消耗して日常生活を送るだけでも疲れてしまう。
離婚はあなたの人生観までガラッと変わる重大な事件です。

 

そして、この離婚では体力の消耗だけではなく、お金が必要になる場面も多くあります。
現在母子家庭で、子供を母親が一人で実家などの助けも無く離婚をするまでにかかった費用は、だいたい100万円ほどという話も耳にします。

 

離婚の手続きから、書類の作成、親権問題の解決、そして引越しの準備など離婚では様々なところでお金が必要になります。

 

こうした離婚で必要になるお金をどうやって準備すればいいのか、または、離婚後の生活を送るのに必要なお金がいくらになるのか、今離婚を考えている人は不安を感じていることでしょう。

 

離婚では財産分与という手続きがあります。この財産分与では、自分と配偶者の共有していた財産を分けて離婚をするのですが、財産分与ではいくつかの注意点があります。
ここでは、離婚にかかわるお金の問題として、財産分与を中心にして、離婚問題を紹介していこうと思います。

離婚準備を始める時期

もしも離婚を考えはじめたとき、離婚の準備はいつから始めますか?
離婚をするにも大きなエネルギーが必要です。そのため離婚をするにも準備をしっかりおこなわなくてはなりません。

 

離婚の準備を進めるにあたり、離婚の原因についてハッキリさせておく必要があります。
離婚する理由としては、配偶者の不貞行為、悪意の遺棄、性格の不一致、配偶者の生死がわからない、婚姻を継続できない重大なことなどがあります。

 

これらの中で当てはまる内容で離婚の原因とします。また離婚の原因がわかれば、責任が誰にあるのかも明確にしておくことが必要です。
配偶者が不貞行為をおこなった場合、離婚をするなら、浮気または不倫をした配偶者に離婚の原因を作った責任があります。

 

そのため、被害を受けた側は責任のある配偶者と浮気や不倫をした相手へ慰謝料を請求することができます。

 

このように、責任を明確にしておけば、その後の対応を順を追って準備しておくことができます。
この例で例えるなら、離婚原因である浮気を調べるために、探偵事務所へ調査の依頼をして浮気の証拠を集めてもらったり、浮気相手の情報も一緒に集めて、慰謝料を請求する準備をするといったことができます。
これれの準備をして、離婚に臨むのです。